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ホーンティド・ハウスで絶叫してきたよ。
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アメリカはハロウィーンの季節なんでホラーものが流行っている。そんな時節に乗り、夕べは友達とホーンティド・ハウスに行って来たよ。要するにお化け屋敷だね。

僕はホラー映画とか遊園地のアトラクションを人の5倍は楽しむ人間だ。別の言い方をすれば、驚きやすく、絶叫する頻度が人の5倍。絶叫する声の大きさも5倍。ホラー映画なんかで、ドン!なんて大きな効果音を聞く度に椅子から飛び上がる。ジェットコースターなんかで取られる写真を見ると、両手を上げて目をひん剥いて絶叫している僕と、僕の叫び声に失笑している周りの客、というのがデフォルトだ。

まぁ、そんな驚きのスペシャリストであり、更に心理学も学んでいる俺様が、怖いとは何かを語ってみたいと思いますよ。

お化け屋敷とかでの恐怖というのは一般的な恐怖感(fear)で、これは恐怖症(phobia)などの病的なものとは区別される。恐怖感は基本的には身の危険に迫るものの察知から起きる。

感覚器官的なものだと、突然の大きい音というのは人間は生まれたときからずっと嫌いなままだ。眼前に急激に迫ってくるものと同様、突然の大きな音というのも自身への危険を示す場合がほとんどで、それが恐怖につながる。

未知の生物、奇妙な生物(人間)というのも行動の予測ができないので身への危険がある。それが恐怖につながる。

こういった恐怖は、安全だと予想できるだけの時間を与えてしまうと、それは恐怖ではなくなってしまう。なので、これらの心理学的な要素を考慮すると、お化け屋敷で恐怖を感じさせるには、①正体を掴めない物が急に身に近づいてくる。②感覚器官への急激な刺激。というのが基本だろう。

これに別の心理学的な理論を応用してみる。例えば、安全だと思っていた明らかに作り物に見えた死骸が突然動く。人は感情などを相対的に感じる傾向があるので、安全から恐怖へのギャップが大きいほど恐怖感は増大する。

または、安全だと判断するのに使う脳を別のことで占有してしまうと、安全かどうかの判断ができなくなり恐怖が増大する。例えば音と映像の刺激が同時に起こると、人間は処理速度が遅くなる。また、ある特定の刺激の後は、考えが一瞬ストップしてしまったりする、というのもある。

心理学を応用するとお化け屋敷なんかはもっと怖くなるはず。

夕べのホーンティド・ハウスは十分怖く、これ以上怖くならないことを望むけどね。一緒に行ったコの手を引いてあげるよ、という名目で彼女を何が後ろから迫るか分からない最後尾に配置して、僕は自らの安全を確保。それでも僕の叫び声で、別の客である8歳児くらいは笑いまくってたけどね。更に僕の絶叫で、お化けを5匹くらい逆に怖がらせ返しました。以上、報告。

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検索キーワード:心理学、知覚心理学、認知心理学、社会心理学、性格心理学、多重課題、multiple task, dual task, fear, phobia, haunted house, ghost, haloween,

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