
未婚で子供を産んでしまった女性は、その後に結婚する可能性が低い上に、結婚できたとしてもかなり妥協した結婚相手になる、というニュース。
独身女性で、子持ちと子無しを比べると、子持ちの女性は30%も結婚に至る確率が少なかった。また仮に結婚できたとしても、その結婚相手は釣り合っていない相手で、年齢が明らかに高かったり、教育が劣っていた。
結果には納得。男として、コブ付きは敬遠するよな。進化心理学の人たちはこれを自分の遺伝子を受け継ぐものに100%の力を注ぎたいからと説明する。まぁそれも本当かもしれないけれど、子供を育てる楽しみは一から経験してこそ、その子に愛情をより注げると僕は思う。それに最初から扶養家族が一人付いてくるのもきついし。
社会学の研究ではこうやって現状の状況を確認するのが多いよね。昨日、紹介したニュースも現状の確認だったな。それだと結果に納得するだけで自分の生活にどう活用して良いのか分かりづらい。今回の結果を無理に活用しようとすれば、孕んでしまったら、結婚しておくべきだ、って感じだろうか。これだと未婚の母になっってしまった後での対応は全く分からない。
心理学はその点、生活に活用するにはどうするかを主眼に置いた研究が多い。社会心理学や地域心理学(コミュニティー心理学)なら、今回のデータを元に、未婚の母の中で釣り合った旦那にめぐり逢える人とめぐり逢えない人の違いはどんな要因か、なんてことを研究するだろう。例えばその結果で仮に、外交的で女友達との付き合いがよい人は立派な旦那がいる相関関係が強い、などの結果が出ればそれは自分の生活に活用しやすいだろう。社会学はその元になる土台のデータを研究してくれているので相互協力関係はもちろんあるけれど。
より良い社会を作るのに直接貢献できている、と素直に感じられる点で、僕は心理学が好きだ。僕が心理学を研究しているので偏見があるのかもしれない。社会学を勉強している人とちゃんと話し合ってみたいな。反論など匿名でもお待ちしています。
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元のニュース:Ohio State Unviersity: UNWED MOTHERS HAVE DIFFICULTY FINDING 'GOOD' HUSBANDS, STUDY FINDS
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子供の養育にかける時間とお金が余分にかかれば自由に使える時間も減るわけで、出会いのチャンスも減ることを考えたら、ソーシャルネットワークも重要な要因ですよね?これらの要因が考慮されてないとしたらちょっと妥当性低い研究かも。キャッチーなタイトルだけどね。
「定職無し男結婚相手探しは困難」という研究はないものでしょうか?・・・なんて思いました。
定職の無い男の研究は今後増えると良いですね。社会の実情に合わせて。そんな研究があれば僕も読んでみたい。見かけたら紹介させてもらいます。
反論に近いかな・・・
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でも、実際には、色々な考え方の未婚ママもいるという意見です。
未婚で出産してママになった人、全てが再婚したいなんて思っていると思わないで下さい。
自分で、子育てして自立して生活していくっていう信念の持ち主も多いです。
実際、そういった意味では、アメリカのシングルママの方が、先を進んでいるはずです・・・
「結婚することが幸せ」というのは、特に日本の男性の封建的な古い考え方だと思っています。
時代が変わって、価値観の違う人たちが、新しい形で家庭を築いているのが現状なのに・・・
アメリカの大学院で社会学や心理学として取り入れられた題材とするならば、あくまで、“未婚ママの再婚率”という統計的なことに着眼したまでのことではないでしょうか。
未婚ママの実際の意見を、取り入れずに、憶測で、この方が良いという結論を出すのは、少し?な感じに思います。
未婚ママのHP等で、生の声をご覧になり、研究された方が良いのではないでしょうか。
再婚したいという人の確率が、どの程度のものか・・・
なんか未婚ママは、選択肢として早まった位に思われているようなトピに失望して、ついアツク語っちゃいました。

「未婚で出産してママになった人、全てが再婚したいなんて思っていると思わないで下さい。」、とのことですが、これは、未婚の母は結婚しにくい、という統計結果であって、結婚したいかどうかは議論の対象になっていないのだと思います。
自分が出した応用例は確かに偏りがあると思います。まぁあくまでも一例ですし、本文に書いたように無理に活用しているので、あてはまらない例も多いと思います。日本語の使い方として「べき」というのは言い過ぎているかな。
生の声を聞くというのも一つの研究方法だと思いますが、研究者としては時間の兼ね合いを考えると、今のところ現実的には実行の予定はありません。
うーん、なんか、こう淡々と書いていると男女の会話の差を思い出す。男女間での議論は時として難しくなりがちですね。またのコメントお待ちしています。
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