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誕生月で小学生の学力に差
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小学校低学年では「誕生日効果」が見られたという。誕生日効果、つまり生まれが早い方が良くできて、より遅く生まれた生徒の方が問題が多かった。

多くの国では授業は一年ごとに区切られる。つまり同じ勉強を最大365日近い誕生日差で受けることになる。その誕生日の差が学業に影響を及ぼすかをこの研究者は調べた。

カナダのオンタリオ州の子供552人を被験者とした。男390人。女162人。学年幅は園児から高校生まで。カナダでは年度の分かれ目の誕生日は12月31日と1月1日だそうだ。統計をやりやすくするために誕生日を2ヶ月毎の6群に分ける。

これによると、誕生日効果があったのは低学年(園児から小学3年生まで)だけだった。しかも遅れを見せたのは9~12月生まれだけ。1~8月までは問題行動を示した数は平坦だった(平均38の問題行動)のに対し、9、10月生まれは問題行動数が52に増え、11、12月生まれは更に問題行動が増え66。ちなみに統計の差を表すカイ二乗試験ではΧ二乗=19.8。p<0.01という有意の差を示した。

問題行動の内訳を見ると、誕生日と関係があったのは学業の問題だった。遅くに生まれた方が学業により問題が有ったのに対し、品行の問題は誕生日とは関係が無かった。

尚、主に誕生日効果があったのは男児で、女児は誕生日と学業問題の相関がほとんど無かった。これは、男児はこのくらいの小さい頃だと成長が遅いため差が顕著に出るのだろう、とこの研究者は説明している。

また小学校高学年(4年生以上)、中学生高校生では誕生日効果は無かった(カイ二乗=6.25と3.69でp>0.50)。

結果は理解できるね。誕生日の差は、小学生でも感じられたよな。僕の感覚では、中学生や高校の入試でも誕生日の差が感じられたんだけど、それはこの研究結果とは違っているんだな。日本では年度が4月から始まるからその辺もカナダの研究(1月で区切る)とは違ってくるのかもね。

それとこの研究は学業問題と品行問題の数で調べているけれど、学力テストの点数とかで比較すると面白そうだな。研究が古い(1980年)んで、そんな研究ももう有るのかしらん。

元の論文:Glenn W. DiPasquale, Allan D. Moule, Robert W. Flewelling. 1980. The birthdate effect. Journal of Learning Disabilities. volume 13. Number 5. May 1980.

検索キーワード:心理学、教育心理学、発達心理学、男女差、成長、
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