
人は否定的な感情に対する語彙がよりあるという。
この研究者は感情に関する単語を思い浮かぶだけ書くように被験者に指示した。すると否定的な感情の単語が多かった。割合にすると、否定的な感情の単語が50%、肯定的な単語が30%、中性の単語が20%だった。この結果は年齢や言語を通して一緒だった。メキシコ・シティでスペイン語を喋る20歳も65歳も、シカゴで英語を喋る20歳も65歳も同じ割合で感情の単語を書いた。
この理由の推察が挙げられている。肯定的な感情を抱く時は物事がすんなりうまくいっているので、意に留めない。しかし否定的な感情を抱く時には何かまずいことが起きている。なので脳は物事をゆっくりと慎重に処理するので、否定的な感情を心に留めやすい。更に、今現在悪い物事を改善させるために原因を突き止めるなどの細かい区別が必要なので、否定的な単語が多いのだろうとしている。
確かにそうかもね。機械の取扱説明書でもトラブル・シューティングなどの情報はあるけど、うまくいっている時の解説なんて無いもんな。でも英語とスペイン語を比べてもあまり意味が無いんじゃないの?どっちもヨーロッパ語源群なんだから単語が似た比率になるのはそのせいだと言われちゃうでしょう。英語と日本語とか全く異なる組み合わせで比べれば良いのに。研究者の名前がメキシコ系(ジュリア・サンチェス)だから、英語とスペイン語のバイリンガルなんだろうけど、自分のいるグループの違いは大きく見える、ていうあの心理学効果(名前は失念)が思いっきり出ているよ。
元のニュース: Penn State University: Linguistics may be clue to emotions, according to Penn State research
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