しんりの手 fc2
心理学のニュースを紹介。心理学をビジネスに活かす相談を受け付けています。
Google  
Web | しんりの手 fc2 | しんりの手 アメブロ |
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
有権者の意図をより伝える投票方法
London2012smallers.jpg

2012年の夏季オリンピックの開催地がロンドンに決まった。この投票の過程がとても面白い。

ニュースによると、五つの都市が争い、過半数を獲得する都市が現れるまでは最小得票都市を除いてまた投票するという方法が取られたそうだ。マドリードは2回目の投票では四都市中の首位を獲得(32票)するも過半数には至らず、ニューヨークが脱落。そして3回目の投票で三都市中、なんと最小得票はマドリード(31票)。ここでマドリードが脱落。

ここで問題なのは、ニューヨークを含む四都市中で投票した場合、有効票数100票中、32票がマドリード。で次にニューヨークを含めない三都市中では有効投票数103票中、マドリード票は31票に減っている!票は増えるはずだろう、争っている都市が4から3に減れば。

順位が極端に変わる投票方法は良くない。一貫性のない投票結果はその運営団体の信用度を落とすだろう。多分、アンチNY(ニューヨークが嫌いな投票者)とかが大量にいて、ニューヨークを最低得票都市にするために、次に弱いと思われるマドリードに肩入れとして投票したのかもしれない。

それなら最初っからそういうシステムにすれば良いのに。オリンピックは世界全体が集まる大会なので、世界から嫌われている都市ではやらない。例えば3分の1の投票者が嫌だと思う都市は最初に除外して、そして投票する、とかね。

投票方法に付いての心理学というのがある。例えば今回のように5都市で争うのなら、幾つかの選考方法がある。
(A)ポイント制で1~5ポイントを各都市に投票する。
(B)最も相応しい都市を一都市だけ投票する。
(C)この都市だけは嫌だという都市を投票し、嫌われていない都市に決定する。
これらの組み合わせやもっと難しい投票方法などなど。

そのうちに機会があったらそういう心理学論文を紹介しようと思うけれど、まだまだ遅れている研究分野だ。より多くの人がより幸せになるように民意や投票者の意図がより反映される投票方法が開発されると良いね。

元のニュース:毎日新聞:夏季五輪:2012年はロンドンで開催
元のニュースより引用:

投票結果:
1回目(1)ロンドン22(2)パリ21(3)マドリード20
   (4)ニューヨーク19(5)モスクワ15

2回目(1)マドリード32(2)ロンドン27
   (3)パリ25(4)ニューヨーク16

3回目(1)ロンドン39(2)パリ33(3)マドリード31

4回目(1)ロンドン54(2)パリ50


検索キーワード:心理学、社会心理学、意思決定、decision making, 集団心理学、集団意思家決定、group dynamics, social psychology, social interaction, group interaction, 意思 一貫性 民主主義 社会主義 比例代表制 落選法 
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://psychnote.blog11.fc2.com/tb.php/43-6614c7c5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック

ブログ(blog)ならFC2
アクセスカウンター Total
アクセスカウンター Today
アクセスカウンター Yesterday
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。