
肥満であること、または喫煙していることは年を取るのをより早めるという研究結果が発表された。
以前、テロメアという寿命を示唆する遺伝子の話を紹介した。この研究者はテロメアの長さと生活習慣を調べて、ある生活習慣がどのくらいテロメアの長さに影響を与えていたかをみた。
1122人のイギリスの女性(18歳~76歳)のうち約一割(120人)が肥満だった。彼女達のテロメアは短く、寿命に換算すると8.8年分短かった。喫煙者(203人)と過去に喫煙していた者は4.6年分短かった。つまり喫煙者は遺伝子的に4年以上も余計に年を取っていた。
興味深いけれど、ちょっと不親切なニュース(または研究)だな。もっと細かく伝えてくれれば良いのに。現在も喫煙している人と過去に喫煙していた人では違いは無いのか?
それはともかく、こういう数値がハッキリしたニュースは良いね。煙草は害があると言われてきていても、じゃあどうなるのかを説明しにくかった。数値で寿命が平均で4~5年縮むんだよ、と言えれば説得力が増すだろう。これで禁煙の効果も数値で出せれば、人をもっと禁煙の方向に導けるかと思う。
元のニュース:BBC News: Smoking and obesity 'age people'
研究者:Tim Spector (St Thomas' Hospital, London)
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