
音楽は気分を落ち着けるのに役立つと言われているが、心臓手術の際の気持ちを鎮めるのにも役立ったと言う。
この研究者は100人の患者に対して、音楽が手術時の鎮静剤(麻酔)の量に変化を及ぼすかを調べた。医療の事はよく分からないけれど、少ない麻酔の量で感覚消失状態になれば、それはより落ち着いていたと言う事になるのだろう。
この実験によると、好きな音楽をヘッドホンで聴いていた時には麻酔の量が少なくてすんだ。手術室の音をじかに聴いていた時を基準にすると、ヘッドホンからホワイトノイズ(白色雑音:他の音を聴こえなくする効果がある、つまり手術室の緊張した音を聞こえなくする)を聞かせた時には麻酔の量は変わりが無かった。よって、好きな音楽を聴いたことが麻酔の量を減らしたのだろう。
こういう世の中に役立つ研究は良いね。目的もハッキリしているし。次はどんな種類の音楽が気持ちを鎮めるか。または手術以外のどんな用途で音楽が役立つか。例えば眠るのに最適の音楽は、なんてことが研究されると面白そうだな。
元のニュース:Science Daily: Study finds music helps surgery patients
研究者:Zeev Kain (Yale School of Medicine)
検索キーワード: 心理学 音楽心理学
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