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運転中に携帯を使うと事故率4倍は反応速度や不注意性盲目のせい
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車を運転しながら携帯電話を使用すると事故を起こす確率が非常に高くなる。それはなぜだろうか、という研究のニュース。

ユタ大学の110人の大学生を被験者として使用。擬似運転の機械(ドライビング・シミュレーター)で運転をさせ、被験者には時にはハンズフリー携帯電話(つまり手に持たないで使うタイプ)を使用してもらった。

==過去の実験で見つけたこと==
1.携帯電話を使用中は事故に繋がるような運転になった。

2.携帯は手に持つタイプでも手放しで使うタイプでも運転に同等の悪影響を与えた。

3.携帯の会話は運転に悪影響だが、ラジオを聴いて理解することや同乗者と会話することは運転に差しさわりが無かった。


==今回の実験で見つけたこと==
4.運転に専念する者に比べて、携帯電話(ハンズフリー)を使用中の運転者は前走している車にぶつかる(オカマを掘る)、ブレーキの動作が遅れる、またはそれを防ぐために車間距離をより多くとる、などの行動が見られた。

5.運転に専念する者に比べて、携帯電話(ハンズフリー)を使用中の運転者は道端の広告看板の記憶が悪かった。

6.尚、上記について、携帯電話(ハンズフリー)を使用している者も使用しない者も同等の時間だけ目線を広告看板に向けていた。なのでこれは記憶(の記銘、保持、想起など、または物の認識)の問題だ。

この研究者はこれを「注意不足型の盲目」(inattention blindness)と呼んでいる。
まとめると携帯電話で会話している運転者は運転能力がいろいろな面で劣る。目に映ったものを認識していない時があるので、赤信号や歩行者に気づかない時もあるし、反応速度も遅くなるので前走する車にぶつかる時もある。こういった要素のため、携帯電話中の運転は事故率が4倍という結果に繋がるのだろう。


随分と用意周到な実験だな。一研究者として単純に尊敬するよ。特に項目の5から6に掛けてしっかりと研究しているのが良くできていると思う。広告看板に目を向けていてもそれを(おそらく)記憶記銘せずに見過ごしている(厳密に言うと見てはいるか)というのが面白いね。これが広告看板でなく交通標識などでも見過ごしちゃうのかな。それは危険だな。

心理学がこういった原因を究明するのに役立つのは嬉しい。これが更に運転する人を啓蒙したり法律の改正(運転中の携帯電話使用の一部規制)などに繋がって、交通事故が減っていくと良いね。

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元のニュース:Cell Phone Users Drive 'Blind'
Study Explains Why Hands-Free Phones Just as Bad as Hand-held


論文(PDF)cell phone-induced failures of visual attention during simulated driving

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関連する過去の記事
ハンズ・フリーでも運転中の携帯は事故率4倍(しんりの手)

検索キーワード:心理学、David Strayer, Frank Drews, William A. Johnston, cell phone, drive, driving, hand-held, hands-free, inattention blindness, University of utah, ユタ大学、inattentional blindness, 非注意性盲目、二重課題、多重課題、認知心理学、短期記憶、長期記憶、作動記憶、作業メモリ、
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