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ダイエット食品をより健康だと思う子供達
dietcoke.gif

テレビを見る子供は体に良い食品と悪い食品の区別が付かなかった。これは子供が悪いと言うよりも、テレビ広告などが誤った印象を植え込んでいるようだ。

テレビのCMでは「ダイエット・コーク」や「ファット・フリー(脂肪無し)」などの言葉に好印象を持たせて何度も何度も視聴者に刷り込んでいる。こういった食品は実際には害を減らしているに過ぎない。しかし学の少ない者にとっては、これらは通常の食品よりも健康的な食品に聞こえるらしい。

子供達は健康的な食品(ほうれん草、レタス、オレンジ・ジュース)などよりも宣伝文句付きの食品(ダイエット・コーク、脂肪無しアイスクリーム)などの方をより健康的な食品だと評価してしまった。またこの誤認識はテレビを見ている子の方が強かった。

まさにアメリカの生活そのまま。子供とか広告とかそんな小さな問題じゃなく、アメリカ全体がこういう道を選んでるように見えるよ。見た目が良くなる食品、痩せれば健康じゃなくてもいい、でもおいしい味覚は味わいたい、そんなアメリカの生活がそのまま子供にまで影響している印象を受けるね。こんな極楽至上主義は世代毎に強まっていっていつかは破綻するのかな。そこに心理学がどうやって関わっていけるかとても興味のある話題だよ。

元のニュース:http://thestressoflife.com/tv_confuses_children_about_which.htm

検索キーワード:心理学 理解 広告 テレビ TV speech communication Kristen Harrison, University of Illinois at Urbana-Champaign, diet Coke fat-free

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期末試験中。
夏期クラスが今週で終わります。普段(秋期や春期)に比べて夏期クラスは期間が短いんで授業内容の密度も濃くなるのは分かるけど、一つのクラスで一週間のうちに2回も試験をする日程は勘弁して欲しいよ。忙しー。クラス外でも年度始めの準備などでてんてこ舞いなのに。

期末試験が終わったらブログをもっと書けるかな、なんて甘いことを考えているけれど、そうしたら今度は発表する論文を書いたり、実験をしたりでまた忙しくなるんだよな。貧乏暇無しとはよく言ったもんだ。この言葉の因果関係の方向はどうなんだろうね。貧乏だから時間が無いのか、暇が無いから金も無いのか。悪のスパイラルにはまらずに、金か時間の片方でいいから欲しいよ。
運転中の携帯は視界が狭くなる
cellphonestudy.jpg

携帯電話での会話は運転に悪影響を与える。特に視界が狭くなるので、周りへの注意が払われなくなるという。

この実験では頭を使う別の活動(認識活動)をしていると、運転の精度に変化があるかを調べた。この別の活動は、単語を覚えたり、算数の計算をしたり、携帯電話で話すなどの活動。

これによると、こういった頭を使う別の活動は運転に悪影響を及ぼした。特にトンネル・ビジョンと言う現象が起こった。トンネル・ビジョンとは視界が狭くなり、まるでトンネルの中を運転しているかのように視界の中心にしか神経が行き届かなくなり、それよりも周りにある物に何かの変化が起こっても気付かない現象。

このトンネル・ビジョン現状は携帯電話での会話が終わった後もしばらく続いていたと言う。この研究者は、携帯電話の会話の後も、人は会話内容について思案するので、それがトンネル・ビジョン現象の継続として表れ、運転に悪影響を及ぼすのだろうとしている。

この実験結果を踏まえてこの研究者は、携帯電話禁止区域を作ることを提案している。つまり、比較的に安全な道路ではトンネル・ビジョンで視界が狭くなっても事故は起こりにくい。なので携帯電話を使っても問題は小さい。しかし交通量が激しい道路ではトンネル・ビジョンは事故に繋がりやすいので、携帯電話も禁止されるべきだろう、と。

基本的にはこの実験も、提案もとても良いと思う。携帯で話している時は他のことに注意を継続して払ってなんかいられないもんな。でも疑問は、携帯の会話で思案することがトンネル・ビジョンを引き起こすのなら、普通の会話で思案しても同じ問題が起きるはずだよな。そうすると、同乗者との会話も事故率を上げるのだろうか?その辺を知りたいね。

元のニュース(2002年):URI study on cell phone use attracts national attention

検索キーワード:心理学 認知心理学 university of rhode island tunnel vision manbir sodhi jerry cohen eye-tracking

ノード物で関連物を知る
今日はコリン・ブランストーンを検索していて音楽地図(music-map)なるものを見つけたよ。これは面白いね。
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この音楽地図というのは、似た傾向の音楽を教えてくれるもの。例えば「U2」と入力してみると、ギター系の音楽、つまりポリス、スティング、インエクサス、パール・ジャム等がずらっと並ぶわけだな。ちょっとパンクの傾向でREM、もっとヘビーなギターでメタリカなども名を連ねているね。

これを使うことによって自分の好きなミュージシャンに近い音を探せるという寸法だな。

それぞれのミュージシャンを線で結びつけてくれるともっと面白くなりそう。つまり検索した音楽家からの放射線だけでなく、横の線もあると良いと思うよ。そうすれば誰と誰がより似た音楽かがわかるのにな。

最近こういうノード物(線で結びつける系のもの)が流行ってんのかな。セソーラス(同義語辞書)のノード物もあるね。

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このノード型同義語辞書はより洗練されていて、系統別に分けられて、線で結ばれている。例えば「English」と入力すると、言語としての英語群、英国群、科目としての英語群、がそれぞれ分けられているので視覚的に分かりやすい。

2つのノード物を紹介したけれど、これらは心理学的な見地から見ても理に適っている。記憶というのは物事を結びつけることだと考えられているので、それを目で見える形に表すのは記憶の助けになりやすい。これからは心理学がこういう形でどんどん実用の役に立つようになっていくんだろうな。楽しみ楽しみ。

関連過去記事:理解度を地図として表す

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コリン・ブランストーンを視聴:有名な曲だと
Caroline Goodbye
I Don't Believe In Miracles などかな。

検索キーワード:Colin Blunstone zombies u2 police sting inxs pearl jam R.E.M. metalica visual thesaurus cognitive psychology collins & Loftus 1975 意味記憶モデル a spreading activation theory of semantic processing psychological review 82,
酒税を上げることで酒の消費を制御
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酒の消費を抑えるには、地域全体の酒の価格を上げることが一番効果的だという。

現在、先進国で飲まれている酒(アルコール全般)の量は明らかに多過ぎる、と言うのがこの記事の論調だ。少量の酒は社会的に認められているが、多くの人は社交的を通り越して、飲み過ぎているという。例えばアメリカでは一年間にアルコールの関わる交通事故で1万5千人が死亡している(2002年)。

そこである研究者はどうやったら酒量が減らせるかを調べた。この研究者は32通りの酒購入を抑止する方法を比較した。この32通りの方法は、例えば、酒の価格(税金)を上げること、学校で酒の害を教育すること、酒の広告の規制をすること、酒の販売時間を規制すること、酔払い運転の基準を厳しくすること、酒の販売店の数を減らすこと、あと記事には書いていないけれど酔払い運転の罰則を厳しくすること等もだろう。

その結果、酒の価格を上げることが最も酒の消費量を減らすのに効果を示した。そして政権にこれを具申した。しかし英国のトニー・ブレア政権はこれを実行することを拒否。その理由として、酒のニーズ(要求)はこういった手法で制御するには複雑すぎるためとした。この研究者たちは今後、別の手法で酒量を減らすことを模索することになる。

広告とか教育とかそういう心理的な攻め方では効果が薄く、結局は買えるほど安いかどうかという商業的なことになってしまうんだな。心理学を学んでいるものとしては寂しい。

さて、酒に悪い側面があるのは認めるけれど、飲む人全てが悪いわけではない。楽しい方向に酒を使える人もいる。なんで全面的に酒を否定したり、飲む人全員を対象とするような政策は受け入れにくそうだな。その点を考慮した提案にすれば、もう少し政権に受け入れられやすくなるかもね。

元の記事:New Scientist. 21 August 2004.

検索キーワード:心理学 消費者心理学 説得 酒 ドラッグ intemperate society policies consumers tony blair spillover effect alcohol
DVDプレイヤーを買いました
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念願のDVDプレイヤーを買ったよ。と言っても友達から中古でだけどね。最初に見た映画は・・・「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン」!

うーん、今ひとつ内容がわかんなかったよ。やっぱりテレビも持ってないと話の展開は分かんないもんだな。それにこの映画の英語は変だし。ちょっと昔風の英語で聞き取れないところ多し。

次に見る映画は、音だけ聞いて内容がわかるのが良いな。どんな映画ならテレビ無しで楽しめるだろうか。映像があまり重要でない映画。特殊映像効果が無い映画。かっこいい人が出てない映画なら映像を重視してないでしょ。そうするとコメディーとかかな。

こういう映画選びも楽しいもんだが、即席の解決策はやはりテレビを買うことだよな。来年はテレビを買えるくらい稼げますように。


検索キーワード:ジョニー・デップ、オーランドウ・ブルーム、貧乏な職業 大学院生
成人後からでも外国語の音を聞き分けられる
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このニュースによると、大人になってからでも外国語の紛らわしい発音を聞き分けるように訓練することが可能だったという。

この研究者は日本人63人を使ってLとRの音の区別の訓練を行った。日本人なら体験から知っているように、僕らにとってはLとRの発音は聞き分けづらい。このニュースでは18%の成績向上が見られて、それはつまり例えば正答率60%→78%のような効果だそうだ。

うーん、まず、%の使い方が紛らわしい。18%向上と言ったら60%x1.18=70.8%だよな。NHKとかでは「18ポイント伸びる」とか表現するんだよね。英語でも科学的な文献だと「improve 18 percentage points」とか書いてある場合が多い。

ニュースでは「成人後の外国語聞き分けの難しさは経験から来るものだ。母国語に関係のない音を無視することにより、重要な音に意識を集中させられる。」と書いてある。それならこの研究は、母国語には関係のない音にいかに注意を払えるようにする訓練かと思いきや、ニュースを読む限りではどうやら単に英語を聞かせるだけの訓練のようだ。

これはあまり実りのない研究に見えるな。肝心な部分が研究されていないように見える。僕が思う重要な点はここだ。今まで無視してきた音でも外国語では重要な音がある。そこにいかに注意を向けられるかが訓練のポイントだろう。外国語に曝すだけで、その注意向けは各自で汲み取ってください、というのでは片手落ちだろう。音声学の研究者のようだからもともと注意喚起とかは範疇じゃないのかな。

金(スポンサー)があればそういう訓練プログラムを作りたいなぁ。

元のニュース:Medical News Today: Adults can be retrained to learn second languages more easily, says UCL scientist

関連する過去の記事:英語学習法の検証 ATR

検索キーワード:心理学 言語心理学 認知心理学 第2言語 英語 日本語 Paul Iverson University College London Valerie Hazan Phonetics and Linguistics plasticity in speech perception 2005 human communication
男の子を妊娠している方が記憶力が良い
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胎児の性別によって妊婦の認知脳力に差があるかを調べたところ、男の子を身篭っている方が記憶力が顕著に良かったという。バンクーバー在住の39人の妊婦を調べた結果。

記憶力とかっていろんなところから影響を受けるんだな。胎児の性別が記憶力に影響しているなんて考えつかないけれど、言われてみれば確かにホルモンの差が生まれるんだから、妊婦さんの認知能力や気性に影響を与えても不思議ではないよな。まさに心理学、って感じの研究結果だよ。

元のニュース:MSNBC: Moms pregnant with boys less forgetful?

検索キーワード:心理学 認知心理学 記憶 長期記憶 Neil Watson, Simon Fraser University Psychology
高校時の低IQ、または帰宅部は呆けやすい
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70歳を過ぎても痴呆の症状が出ていない人たちによく見られた傾向は、高校生の時にIQが高かったり、または授業以外の活動により参加していた、というニュース。

この研究者は、1940年代の高校の記録と、2002年時の彼等のボケ具合を比較して、相関関係を探った。400人のデータに見られた傾向は、高校の時のIQ(知能指数)が低いとボケになりやすかった。また授業以外の活動(部活など)に参加していない人もボケやすかった。

ふーん、5年くらい前からこういう研究が発表されているよね。二十歳前の活動と老後の活動の結びつき。(過去記事:10歳の時の知能が低いと老後に痴呆の危険)。

ただし、完璧に予想できるものではなく、頭が良くて部活をやっていてもボケる人もいるし、その逆も然り。相関指数rはどのくらいなんだろうね。あと相関関係の方向もこの研究からは導けない。つまり、部活をしなかったからボケたのか、ボケる傾向をもっていたから部活をしなかったのかは分からない。

そうは言ってもこの研究者は部活をすることを勧めている。勉強をし、運動をし、社会的な付き合いをすることは健康に良い影響を与えるので勧められる、と。僕もこれには賛成。学校で勉強はできるんで、放課後は運動部か、友達と運動をするのが好ましいと思うよ。と、さりげなく読者を僕の好みの運動部体型に変えようと洗脳を試みる。

元のニュース:Science Daily: Study Links Adolescent IQ, Activity Levels With Risk Of Dementia

検索キーワード:心理学 発達心理学 老人学 gerontology dementia cognition impairment 認知心理学 アルツハイマー症 AD alzheimer's disease late-life age-related memory 記憶 Thomas Fritsch, Case Western Reserve university university hospitals of cleveland, the journal of the american geriatrics society 痴呆症 認知症 認知能力 呆け 惚け ぼけ
ダイエットでより裕福に
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数千人規模の追跡調査の結果、体重を減らすことが裕福な暮らしに繋がるという傾向が見られたという。

肥満度指数BMI(ボディ・マス・インデックス)は標準が18.5~25。体重超過が25以上。肥満は30以上と言われている。この研究者が7300人を追跡調査したところ、劇的な体重減と資産増の密接な関係が見られたという。特にこの効果は白人女性に顕著だった。

劇的な体重の減少とはBMIにして5~10。つまり体重超過や肥満の人が標準体重になることを意味している。BMIが10ポイント下がることによって、白人女性では11,880㌦(およそ130万円)の資産が増加。白人男性で12,720㌦(およそ140万円)、黒人女性で4,480㌦(およそ50万円)。黒人男性にはこの傾向は見られなかった。また白人男性が資産増加額が一番高いが、相関関係の密接度は白人女性が一番高かったようだ。

またそれぞれの群において、資産が最高になるBMI値というのが見られた。白人女性で資産が最高になるのはBMIが20。白人男性で24。黒人女性も24。黒人男性で32だった。

尚、因果関係の方向はこの研究ではハッキリとはわからない。つまり痩せたから裕福になったのか、裕福になったから痩せたのかは不明。ただしこの研究者は前者、つまり痩せたから裕福になったのではないかと推察する理由を挙げている。

大筋では歓迎できる研究結果だな。肥満になってると稼げるべき資産を失っていて、標準体重に戻ることによって、資産を増やすことができる。ニュースには書かれていないが多分、女性の場合は痩せることにで、より資産のある男性を獲得し、女性の資産が上がるのだろう。

懸念されるのは、BMIだけを重視して体重だけを減らそうとする人が出るかもしれないこと。更にこれを助長しているのが、痩せた女を好意的に受け止める社会と男だろう。まずはその辺から変えていかないとな。僕に言わせれば、痩せて筋肉のない女は全く魅力的じゃない。筋肉がある女は体重があってもかなり魅力的だ。世の男はもっと健康的な体を欲っしていると表明しよう!

BMI計算機(例:身長1.78、体重85、→BMI26.8)

元のニュース:Ohio State Research News: DIETING LINKED TO INCREASED WEALTH, STUDY FINDS

検索キーワード:心理学、性格心理学、異常心理学、拒食症 anorexia nervosa 過食症、多食症、Bulimia 体型、理想、プロポーション、body mass index, Ohio State university Jay L. Zagorsky, Health and wealth: The late-20th century obesity epidemic in the U.S., journal economics and human biology, 男性の理想体型、女性の理想体型、white women men black women,

有権者の意図をより伝える投票方法
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2012年の夏季オリンピックの開催地がロンドンに決まった。この投票の過程がとても面白い。

ニュースによると、五つの都市が争い、過半数を獲得する都市が現れるまでは最小得票都市を除いてまた投票するという方法が取られたそうだ。マドリードは2回目の投票では四都市中の首位を獲得(32票)するも過半数には至らず、ニューヨークが脱落。そして3回目の投票で三都市中、なんと最小得票はマドリード(31票)。ここでマドリードが脱落。

ここで問題なのは、ニューヨークを含む四都市中で投票した場合、有効票数100票中、32票がマドリード。で次にニューヨークを含めない三都市中では有効投票数103票中、マドリード票は31票に減っている!票は増えるはずだろう、争っている都市が4から3に減れば。

順位が極端に変わる投票方法は良くない。一貫性のない投票結果はその運営団体の信用度を落とすだろう。多分、アンチNY(ニューヨークが嫌いな投票者)とかが大量にいて、ニューヨークを最低得票都市にするために、次に弱いと思われるマドリードに肩入れとして投票したのかもしれない。

それなら最初っからそういうシステムにすれば良いのに。オリンピックは世界全体が集まる大会なので、世界から嫌われている都市ではやらない。例えば3分の1の投票者が嫌だと思う都市は最初に除外して、そして投票する、とかね。

投票方法に付いての心理学というのがある。例えば今回のように5都市で争うのなら、幾つかの選考方法がある。
(A)ポイント制で1~5ポイントを各都市に投票する。
(B)最も相応しい都市を一都市だけ投票する。
(C)この都市だけは嫌だという都市を投票し、嫌われていない都市に決定する。
これらの組み合わせやもっと難しい投票方法などなど。

そのうちに機会があったらそういう心理学論文を紹介しようと思うけれど、まだまだ遅れている研究分野だ。より多くの人がより幸せになるように民意や投票者の意図がより反映される投票方法が開発されると良いね。

元のニュース:毎日新聞:夏季五輪:2012年はロンドンで開催
元のニュースより引用:

投票結果:
1回目(1)ロンドン22(2)パリ21(3)マドリード20
   (4)ニューヨーク19(5)モスクワ15

2回目(1)マドリード32(2)ロンドン27
   (3)パリ25(4)ニューヨーク16

3回目(1)ロンドン39(2)パリ33(3)マドリード31

4回目(1)ロンドン54(2)パリ50


検索キーワード:心理学、社会心理学、意思決定、decision making, 集団心理学、集団意思家決定、group dynamics, social psychology, social interaction, group interaction, 意思 一貫性 民主主義 社会主義 比例代表制 落選法 
BGM音量大で消費を煽る
飲み屋での音楽の音量を大きくしたところ、客の飲む量が著しく増加したという。
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以前から音楽とその視聴者の行動の関係は研究されてきていた。今回の研究者が例に取っているものだと、まずはテンポ(音楽の速さ)。

遅い音楽(テンポ60-73)と速い音楽(テンポ93-110)での消費者の行動の変化が確認されている。遅い音楽だとスーパーマーケットの客はあまり店内を歩き回らなくなった。しかし買う量は増えた。

レストランでも、遅い音楽は客を長居させるものの、客単価の売上は伸びた。レストランでの遅い音楽は飲み物の売上も伸びたし、食べ物の売上も伸びた。

他に音量の実験だと、スーパーマーケットでの音楽の音量が大きかった場合、客は著しく短い時間しか買い物をしなかった。しかし買う量は音楽の音量が普通の時と同じだった。

こういった過去の心理学実験を踏まえて、今回の研究者は音楽の音量とバーの客の飲む量の関係を調べた。

大きな音量(88db)と小さな音量(72db)を比べた場合、大きな音量の時の方が飲む量が著しく多かった。大きな音量で一人平均3.7杯に対して、小さな音量で2.6杯の飲み物が消費された。この効果は男でも女でも都会でも田舎でも確認された。

この研究者はこの結果を覚醒仮説(arousal hypothesis)として説明している。つまり不快になる手前の強い刺激は人間をより活動的にさせ、消費意欲などを喚起する、とのこと。例えば速いテンポの音楽が一分間当たりの咀嚼回数を増やすように。

この結果は面白いね。こういう直接的に役に立つ研究は大好き。これはフランスでの実験だな。フランスは知らないけど、アメリカとかのバーでは立ってテーブルを囲んだり、店中を歩き回りながら知らない人と気軽に話すんで、音楽の音量が大きくても特に問題はないんだよね。日本では話し込む呑み人たちが多い気がするんで、音量が大きいと次回訪問に繋がらないかもね。

元の論文:Nicolas Gueguen, Le Guellec Helene & Celine Jacob (2004). Sound level of background music and alcohol consumption: An empirical evaluation. Perceptual and Motor Skills, 99, 34-38.

検索キーワード:心理学 音楽心理学 消費者心理学 ビジネス心理学 居酒屋 酔っぱらい 呑み 酒量 ビール BGM 背景音楽 店内音楽 サブリミナル 無意識 意識下 subliminal unconscious
廉価MRI。耳の温度で脳活動を見る
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耳の温度を測ることで右脳と左脳のどちらが活動しているかが分かるという。

通常、脳の活動を知るにはMRI(磁気共鳴影像法)の高価な設備が必要だ。しかしこの研究者の述べるところによると、脳の活動は耳の温度に現れるという。これを使い、右脳と左脳の活動の違いだけなら安く、しかも簡易に測れるという。

説明によると、脳が活動するにはより血液が必要だ。そのために新しくより冷たい血液が耳の付近を通って脳に入ってくる。従って、耳の温度が冷たくなれば、その耳の側の脳が活動していることが分かるという。

でも、この需要ってあるんだろうか?心理学に限らず、もう右脳と左脳だけの違いを見るって研究方法は取られてないよな。もっと細かいことまで観察できるMRIが必要な研究ばかりだ。視覚の研究とかで使うのかな。まぁ一応、存在だけは覚えておこう。

元のニュース:Sydney Morning Herald: What a brainy idea: a thinking cap

検索キーワード: 心理学 MRI fMRI Nicolas Cherbuin Australian National University in Canberra left right brain lateralization 右脳 左脳 脳差 認知心理学 脳の分化 内耳 温度 脳半球 brain and cognition
細胞単位での臨界期が見つかる
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マウスの嗅覚の細胞は生後14~28日に刺激を受けないと死んでしまったという。

臨界期というのはよく知られている。例えば第2言語(日本人にとっては英語)は20歳前に練習しないとネイティブ並にはなりにくい。絶対音感は10歳前に訓練しないと身に付かない、などなど。

この臨界期が細胞単位で見つかった初めての例だという。マウスの嗅覚を伝える神経細胞が特定の時期に刺激を受けないと活性されずに、成長もせずそのまま死んでしまったという。

この研究者はこれが移植手術後のリハビリに応用されることを期待している。移植された細胞にも臨界期というのがあるとすれば、特定の時期に刺激を与えれば移植もより根付くかもしれない。

とても将来性のありそうな研究だね。もっと他の感覚でも研究されて、臨界期に合った子育て方法ができていくと効率的かと思うよ。

元のニュース(日本語!):毎日新聞:生存率、“刺激”が左右 神経移植後の治療に有効--東大研究グループが発見

このニュースはポピュラー・サイエンス・ノードで知りました。ここはよく情報集めてるなぁ。

検索キーワード:心理学、critical period, 発達心理学、語学、第二言語、言語心理学、
幼少時の性格で成人後の車運転技術を予測
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幼少時に特定の性格が見られると、大人になって車を運転する時に悪い運転手になることがある程度予測されるという。

この研究では1000人のオーストラリア人を追跡調査し、幼少時の性格と、大人になった時の車の運転に関連があるかを調べた。詳しいことは報じられていないが、活動が激しすぎたり、攻撃性が高いと将来の悪い運転手になりやすそうだ。5歳という早時期の性格で大人になった時にどのくらい悪い車運転者になるかが予測できたと言う。

自分のリスクを知ることがこの研究の目的だそうだ。例えば雨が降って路面が滑りやすくなったら慎重に運転するように。自分に性格的なリスクがあると知ることにより、運転を慎重にしたりする、そんな目的のための研究。

5歳から性格が表れ始めるっていうのは早いね。性格は人それぞれだけれど、あまりにも自分で制御できない性格には矯正できる学習方法とかが開発されると使えそうだと思うよ。

元のニュース:ABC News Victoria: Childhood behaviour linked to adult driving habits

検索キーワード:心理学 過活動性 活発性過度 活動過剰  hyperactive aggression Diana Smart Australian Institute of Family Studies characteristics

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